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2023年 5月 24日 モチベーション

皆さんこんにちは!担任助手1年の黒澤です!

暑い日が続いていたと思ったら突然台風が襲来して寒くなったり雨が降ったりと、最近は天気が私達を味方してくれませんね。☔☔☔

テスト期間で大荷物&雨だと校舎に来るのも萎えると思いますが、私たちは待っているので頑張って来ましょう!

 

さて、このところブログの頻度が高いので生徒の皆さんへの啓発は他の担任助手に任せて、今日は私が書きたいことを書かせてもらいます(笑)

突然ですが私達担任助手はどうして担任助手になったと思いますか? 

おそらく、「自分が失敗して苦しんだ経験を後輩たちに繰り返させたくない」、「自分が悩みぬいて成功をつかみ取った経験を後輩たちにも味合わせたい」この二つの動機からです。今日は私が、担任助手になって生徒の皆さんに一番伝えたかったことを書きたいなと思います。私の場合は、前者です。そして私が失敗し最も苦しんだ経験というのは、勉強法や時間などではなく、もっと根本的な受験に臨むメンタリティでした。少数派かもしれませんが、もし同じような思いを抱えてる人がいたら、私の考えが届けばうれしいです。

志望校へ一途に熱い思いを抱くことは、一般的には受験生として好姿勢です。しかしながら私の場合、それが高じすぎて、モチベーションが「受かりたい」<<<「落ちたらどうしよう」になってしまっていました。「自分はもし落ちたら、今描いている理想の人生を送れなくなって、お先真っ暗になるんだ、、」という思い込みに支配されてしまい、受験への恐怖が膨れ上がりました。そんな負のモチベーションから急き立てられるように勉強していたので、もちろん勉強は楽しくないし、勉強の進捗や模試の成績で少しうまくいかないだけで焦りまくるしで、だいぶ大変でした。このように余裕がない人はキャパシティも下がります。不安だけが先行して頭のメモリが使われて効率が下がってしまうし、「落ちたらどうしよう」という無駄な考え事に時間を割かれます(まだ落ちてもないのに)。ここまで読んだら、前向きな人のほうが強いなんてことはわかりますよね?実態のない恐怖に苛まれる時間はもったいないのです。

 

ここで、私の大好きな世界史の荒巻豊志先生の言葉を紹介しようと思います。

「受験に落ちて怒る大人なんて誰もいない。それは、大人はみんな受験は運の要素が大きいということをわかっているから。それが受験なんだから、もっとどっしり構えて、肩の力抜いて楽しんできなさい!」

私は荒巻先生の講座でこの言葉を聞いてから幾分か肩の荷が降りて救われた記憶があります。もちろん、受かるに越したことはないし、運で落ちる事があるなんて考えると無力感を感じるかもしれません。でもやはり、頑張りが必ずしも合格という形で報われるとは限らないのが受験だと思います。だからこそ、先の見えない状態で、前向きに今を頑張ることには意味があるのです。頑張る理由は、受かるためor落ちないため、ではなく、将来自分が後悔しないため、だと私は思います。その実現に向けて不安に勝ち前向きになるためには、受験を「落ちてはいけない」ものなのではなくて将来の自分の糧となるライフステージであると捉えることが大事なのではなのでしょうか。だからこそ、大学に入った後の自分を考えることもきっと一助になるでしょう。

 

東進の教育方針は、受験勉強の帰結の一つにすぎない大学合格にはとどまりません。低学年の時に取り組む志作文やトップリーダーと学ぶワークショップなど、大学受験のその先を見据えた指導が徹底されています。今目の前の受験勉強で手一杯な皆さんには魅力的には映らないのかもしれません。それでも、やはり、「合格」ということにだけ固執するのではなく「受験を終えたその’先’」を見据えながら勉強することは、きっと、受験結果の如何にかかわらず大学生になってから皆さんがより意欲的に輝かしくあることにつながると信じています。

晴れて合格出来たら、大学生になって益々成長するための新たな目標に向かってまた頑張り続けられるか。

そして何より大事なのは、残念ながら健闘してもし落ちてしまっても、合格を頂いて進学した先の大学で、悔しさをバネに新たな目標に向かって負けじと頑張っていけるか。

皆さんは頑張り続けられる人になってください。